水槽や飼育ケージのセット

飼育するドワーフクラブの全身が浸かる水場が必須です。陸地部分と水中部分ができるように、石などを使って高低差を付け、水場ができるように水を張ります。

ドワーフクラブは意外と高いところを登ったり、ヒーターのコードなどを足がかりにして脱走することが多いです。脱走対策が非常に重要です。フタは必ず設置しますが蒸れないように完全には密封しません。

ドワーフクラブの飼育ではメンテナンスのしやすい小型の容器がよく使われます。特に単独や1ペア程度の飼育の場合はプラケースが扱いやすいです。プラケースであればフタを完全に閉じて脱走を防げる上、蒸れの心配もありません。また、重さ自体も軽いため取り回しがいいというメリットがあります。

底床・砂利

ドワーフクラブの水槽に敷く底床には様々なものが利用できます。初心者にはアクアリウム用の大磯砂やセラミック製の砂利の単用をオススメします。他に使えるものはアクアリウム用のソイル、園芸用の軽石やミズゴケ、赤玉土、ヤシ殻、バークチップ、ピートモスなどです。これらの用土はケージをレイアウトして植物を植える場合に使います。

いずれにせよ使う前によく洗う必要あります。特に園芸用のミズゴケには漂白剤がついている可能性がありますので注意が必要です。

ドワーフクラブは高めのPHと硬度を好むと言われているので、サンゴ砂を少量使って飼育している例もありますが、筆者はあまり気にしていません。PHを下げる効果が大きいピートモスやミズゴケを使いすぎなければ問題はないと考えています。ピートモスやミズゴケは陸地部分だけに使い、水に浸けないようにしています。

ミズゴケはケージ内の湿度を上げる効果が大きいため、乾燥気味な冬場に重宝します。

植物の利用

ドワーフクラブの飼育の楽しみ方の一つとして、植物を植裁してレイアウトを楽しむこともできます。植物は水質浄化にも役立ち、高さのあるものを密生させれば隠れ家としても機能します。ドワーフクラブは小型なため植裁して根付いたものは荒らされないのでレイアウトが可能なのです。事前にセット・植裁してしばらく植裁を育成してからドワーフクラブを入れるようにしてください。

最も簡単なのはコケを利用するこです。アクアリウム用のウィローモスは簡単に育成できます。陸地部分が常に湿るようにセットしてウィローモスを重ならないようピッタリ底床にひっつけるようにして敷き詰めると良いでしょう。この場合は陸地部分はソイルか赤玉土がやりやすいです。ウィローモス以外にも南米ウィローモスやクリスマスモスなどアクアリウム用のモス類はほとんどのものが使えます。

また、山などでの自然採取のコケも使えますが、この場合は育成が難しい場合もあるため、枯れた部分をこまめに取り除くことを忘れないでください。

ドワーフクラブ飼育のセット例

これは20センチ程度のプラケースに自然採取のコケをレイアウトした時の写真です。砂利は赤玉土の中粒を使いました。全体に薄く赤玉土を敷いて、手頃な石をを置き陸地と水場の境界線にします。陸地側にさらに赤玉土を敷き、水を張った時に陸地部分が水に浸からないようにします。そして陸地部分にコケを敷き詰めました。水場の部分は赤玉土ではなく大磯やセラミック製の砂利にしても面白かったと思います。

コケ以外にもハイドロカルチャー用としてホームセンターや園芸店で売られているものや、ビバリウム用として爬虫類・両生類の店で売られているもの、アクアリウムの延長としてよく加湿して栽培されている湿地性の植物などがあります。

植物の種類によって栽培方法や用土を使い分ける必要があり一概に説明することができません。いずれにせよ植物の利用には栽培の技術を経験が欠かせません。各自で色々試行錯誤してみてください。

フィルターを利用する場合

ドワーフクラブの飼育でフィルターを使うのはあまり一般的ではありませんが、多数のドワーフクラブを混泳する場合など、少しでも濾過能力を向上させるために使ったほうがいい状況もあります。ただし、あくまで水質は水換えによって維持するべきで、フィルターは補助的なものと考えてください。

ドワーフクラブの飼育水槽では陸地を作るために水槽の高さが余ります。(水面から水槽の縁までの距離ができる)

そのため、水槽の縁に取り付ける外掛け式フィルターは使えないことが多いです。一般的に底面フィルター(エアリフト式、水中ポンプどちらでも可)か投げ込みフィルターを使います。

また、陸地のレイアウト自体を高くして水位を上げるなどの工夫で外部式フィルターも使える場合があります。この場合は使用するフィルターの最低水位などのスペックをよく確認し、工夫する必要があります。

パイプやコードを登って脱走するためパイプ周りの隙間をなくすようにフタをしてください。