飼い方

小型のゲオセサルマ属でも5年ほど生きるといわれているほどドワーフクラブは長生きします。責任をもって最後まで飼育できるよう、飼育方法や飼育施設をしっかり熟考・検討してください。

飼育温度・湿度

ドワーフクラブは熱帯~亜熱帯に生息しているため飼育時の適温は20~28℃を目安にして飼育します。15℃以上では生存可能といわれ ていますが活性が下がってしまうのでお勧めはできません。熱帯~亜熱帯に生息しているからと言って高温に強いかというとそれほど強くはありません。夏の日 中閉め切った部屋に置いておくと暑さで死んでしまうこともあります。夏の高温にも十分注意します。

また、乾燥は禁物です。ある程度の湿度が保てるようにフタをしたりして工夫します。ただし、蒸れにも弱く完全に密封したりガラス面がくもるほどの湿度は高すぎです。

飼育施設

ドワーフクラブでは(ほとんどのカニですが)水を体内に取り込み循環させることによってエラ呼吸をおこなっています。そのため、体内の水分が少なくなってくると粘性を帯びて口から泡を吐きます。またカニなどの甲殻類は、成長すると脱皮(古くなった外骨格をぬぎすてる)をします。脱皮は水中で行われるのが一般的で脱皮直後は体が軟らかく、敵に襲われるとひとたまりもありません。混泳していて共食いが起こるのはこの時が多いです。このようにカニには水が必要不可欠です。必ず全身がつかるほどの水場を用意してください。また混泳の場合は広めの飼育スペースを確保します。

脱走に注意

ドワーフクラブを飼育していて一番の問題がこの脱走だと思います。アクアテラリウムで飼育していたりするとフィルターのコードや植物に登ったりして脱走してしまいます。ま た稚ガニは水槽のガラス面が濡れていると張り付くようにして登ってしまうこともあるといいいます。ガラス面だから登れないだろうと思い込まず、ドワーフクラブを飼育するときはしっかりと対策をしてください。

水槽や飼育ケージ

カニはなんでも食べる言われています。自然化では昆虫や魚、植物、果実、落ち葉、他の生物の死骸などさまざまなものを食べています。飼育下の餌としては、熱帯魚用の人工飼料、クリルや乾燥赤虫などの乾燥飼料、冷凍赤虫などの生餌などいろいろなものを与えるといいと思います。また昆虫も食べるのでコオロギやバッタなどの小型昆虫を捕まえてきて与えるのもいいと思います。

エサ - 人工飼料と活餌

混泳

ゲオセサルマ属は小型種のため混泳が可能です。混泳をおこなう場合は、陸地部分に植物を繁茂させたり水中には石や流木などを置き隠れることができる場所を多数用意してください。また混泳のときは特に飢えさせないように餌をあげてください。餌が少ないと共食いの原因になります。

また、ゲオセサルマ以外の生き物との混泳は考えない方が良いでしょう。

繁殖方法

陸封型で孵化した卵から稚ガニが産まれます。淡水で一生を過ごすため水槽内での繁殖が可能です。カニはエビやザリガニと違い幼体の成長が遅いため、繁殖可能な成体になるのに1~2年かかると言われています。

自然化では乾季と雨季で活動が変化し主に雨季に繁殖活動が活発になります。

雄雌の判別と繁殖